ネット環境から外れて思うこと

船が外洋に出ると数時間後にはネットのサービス圏から出てしまいインターネットは使えなくなります。会社との重要な連絡はインマルサット回線で使用できますが衛星を介したこの回線は使用料が高いため自由には使えません。ただフィリピンの船員には家族とのメールの交換が許可されています。情報は船員がとるフィリピンのネットニュースのみで新しい元号もこれで知りました。約半年間、日本に関するニュースはほぼこれだけで、日本がつくづく平和な国だと実感します。

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水島からの船上から見た瀬戸大橋



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船上から見たしまなみ海道来島海峡大橋(馬島側)

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船から見たしまなみ海道(大島側)

私はアンドロイドのスマホガラケーを使っています。ガラケーで使用していたアドレスの変更を伝えるのが億劫なのと、超汗かきな私がスマホの大きな画面をほおに付けて電話するのが気持ち悪く感じるからです。普段はスマホガラケーの使用比率は8対2くらいです。しかし、ネットのつながらない場所ではスマホよりもガラケーの方がはるかに役立つのを感じます。スマホのアプリはほとんどネットにつながってないと使えませんが、ガラケークラウドを介することなく使えます。フィリピン人とのコミュニケーションに和英辞書などのアプリが、役立ちます。また、ガラケーワンセグも今更ながら頼りになります。間もなく使っているガラケーのサービスが終了するそうで手放さなければなりませんが、「内向き」の品とはいえ、日本が誇る最高の機能が詰まったものだとつくづく思った日々でした。